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【米国】自明性における合理的な成功の見込みに関するCAFC判決について

三好内外国特許事務所顧問

Hamre,Schuman,Mueller&Larson,P.C.

パートナー

米国特許弁護士 吉田正子



自明性拒絶の際、先行技術文献を組み合わせる動機があることのみ議論して拒絶が出されているケースを良く見かけますので、連邦巡回控訴裁判所 (CAFC)の判決で、組み合わせる動機に加えて、自明性により特許性を否定する場合に必要な、成功するであろう合理的な見込み(reasonable expectation of success) が無いことから非自明となった判例をご紹介したいと思います。医薬、細菌学系特許の判例ですが、他の分野にも応用できると思います。

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